【ネット限定】タイムリープ男に直撃 ~400年生き続けた男の運命~

 報道部は一年間を何度も繰り返すという時空間に取り込まれていた磯野鯖男さん(文・2)に独占インタビューを行った。




―最初にタイムリープに気づいたのはいつでしたか

 最初におかしいと思ったのはもちろん最初にタイムリープしたときですね。東北大学で1年間を過ごしていよいよ2年生になるぞ、って意気込んでいたのに4月になったら入学前の状態に戻っていたのですから。とりあえずもう一回その1年を過ごしてみたところまた4月になったら入学前に戻ってしまう。しかも周りの人はそれに全く違和感を覚えていない。これはどう考えても変だと思い、5回ほど1年を繰り返してやっと確信に至りました。

―タイムリープ中の思い出は

 最初の方は楽しかったですよ。何回も1年を繰り返すのでいろんなことができましたし。どうせまた最初の状態に戻るのだと考えいろいろ大胆なこともしましたね。同時に6人の女性と付き合ったり、全く大学に行かず1年間ずっと遊びほうけたり。1年の間に何が起こるのかも分かるので予言者として世界的な宗教組織を作った周回もありました。とにかく何をしても最後には元に戻るのだからということを免罪符にはっちゃけていました。 

―タイムリープに嫌気がさしたことは

 何をしても1年間で戻ってしまうのなら自分がしていることは何の意味があるのか、と。334回繰り返したあたりでなんとかこのタイムリープを抜け出そうと決意しました。 

―タイムリープ脱出の過程を教えてください

 まずは工学部の教授や時間について研究している専門家に相談しました。最初はもちろん取り合ってくれませんでしたが、何しろ私は何度も1年を繰り返すことができますから。説得する時間は無限にありました。7周したあたりでようやく納得して頂ける文言を思いつき彼らを説得したところ彼らは私のタイムリープ脱出に協力してくれました。

 しかし苦難を極めました。なにしろ脱出の為には何をしたら良いのか全く分かりませんからね。いろいろ試しました。首都高を時速300キロで爆走してみたり、エジプトのピラミッドに潜入してみたり、果ては宇宙空間のブラックホールにロケットに乗って突っ込んだりしたこともありました。どれも上手くいきませんでしたが。結局正解はナイアガラの滝でラジオ体操第一を3倍速で行うことでした。これにたどり着くまでに……どれくらいかかりましたかね。もう覚えていませんね。無事に4月を迎えて2年生になることができたときの感動はもう言葉では言い尽くせませんでした。

―読者の皆さんに伝えたいこと

 時間は有限であるからこそ価値があるということですね。無限の時間があるのは確かに楽しいのですが同時にむなしさもあります。ぜひ一分一秒を大切に生きてください。

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